2023年4月27日
ペプチド
ペプチドとは、アミノ酸が化学的に結合した化合物の総称です。2つ以上のアミノ酸がペプチド結合によって結合したものをペプチドと呼びます。ペプチドは、タンパク質の構成要素であり、タンパク質は多数のペプチドが長鎖状につながったものです。
ペプチドの長さによって、オリゴペプチド（2～20個のアミノ酸）、ポリペプチド（20～50個のアミノ酸）、そしてタンパク質（50個以上のアミノ酸）に分類されます。ペプチドは、生体内で様々な役割を持ちます。例えば、ペプチドホルモンは、体内の代謝や成長を制御する重要な役割を持っています。
また、人工的に合成されたペプチドは、医療や食品工業などの分野で利用されています。例えば、インシュリンは、ペプチドの一種であり、糖尿病治療に用いられています。また、食品添加物として、ペプチドは食品の味や風味を改善するために使用されることがあります。
ペプチドは、アミノ酸の種類や順序によって、様々な機能や性質を持ちます。そのため、近年は、ペプチドを活用した新しい医薬品や機能性食品の開発が進んでいます。
