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五味五色

陰陽五行説は、中国の古代哲学であり、自然界の概念や現象を説明するために用いられました。この説にはさまざまな要素が含まれますが、その中でも「五味」と「五色」は重要な概念です。

「五味(ごみ)」は、物質や食物が持つ味の種類を表しています。これらの味は、陰陽五行説に基づいて以下のように分類されます。

  1. 酸味(さんみ):酢やレモンなどの酸っぱい味を指します。この味は木(もく)に関連づけられ、陰性の性質を持ちます。
  2. 苦味(くみ):ゴーヤやニンジンの皮など、苦みを持つ食物を表します。この味は火(か)に関連づけられ、陽性の性質を持ちます。
  3. 甘味(かんみ):砂糖や果物などの甘い味を指します。この味は土(ど)に関連づけられ、陰性の性質を持ちます。
  4. 辛味(しんみ):唐辛子や生姜などの辛い味を表します。この味は金(きん)に関連づけられ、陽性の性質を持ちます。
  5. 塩味(えんみ):塩などの塩辛い味を指します。この味は水(すい)に関連づけられ、陰性の性質を持ちます。

次に、「五色(ごしょく)」は、物質やエネルギーの色彩を表します。これらの色は、陰陽五行説に基づいて以下のように分類されます。

  1. 青色(せいしょく):青い色を指し、木に関連づけられます。ほうれん草、セロリ、春菊など。
  2. 赤色(せきしょく):赤い色を表し、火に関連づけられます。トマト・赤ピーマン・肉類など。
  3. 黄色(おうしょく):黄色い色を指し、土に関連づけられます。柑橘類、かぼちゃ、味噌など。
  4. 白色(はくしょく):白い色を表し、金に関連づけられます。大根、白ゴマ、白米など。
  5. 黒色(こくしょく):黒い色を指し、水に関連づけられます。しいたけ、黒豆、のり など。

陰陽五行説では、五味と五色を通じて自然界の現象やバランスを理解し、健康や調和を追求することが目指されます。食事や生活習慣などを通じて五味や五色をバランス良く摂取することが重要視されます。例えば、食事においては、五味や五色のバラエティを取り入れ、偏りのない摂取を心がけることが推奨されます。

こうやって解説すると、とても堅苦しく、難しい考え方のような印象になってしまいますが、後日、もっと具体的な解説をしようと思います。東洋医学的考え方ですので、厳密に実践するというよりは、食事の乱れを正したり、バランスよく食べるという意味で参考にするといった感覚で良いのではないでしょうか?

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